さて、クリスマスも終わり年末となりました。

現状、何とかWordPressのお仕事をさせていただいているので、今まで勉強してきた内容を書いてみます。

将来的にWordPressのお仕事をしたいという方にお役に立てれば幸いです。

目次

前提知識

私は理系の大学出身でして、情報系の学科を卒業しております。その時にリテラシー的な意味でHTMLやCSSは学んできておりまして、プログラミングもVBやらVBAを触ってきております。

その後、SEとして就職をして10年ほど働いておりました。言語で言いますとC言語、Visual C#、Java、XMLなどに携わって組み込みシステムやWebアプリケーションの開発に携わっておりました。OSはLinuxを触ることが多かったです。

前提知識はこの程度。

ここから会社辞めてWeb関係を勉強し始めるのですが、WordPressの他、Ruby、Ruby on Railsに加えてWebのデザインを同時に勉強し始めていたので、ざっと1年ぐらいかかってしまいました。

最初からWordPress一本に絞っていたら三分の一ぐらいの時間で終わると思います。

WordPress学習のロードマップ

さて、それでは、そのやってきた勉強のロードマップをご紹介いたします。

ドットインストール

HTML/CSSとJavaScript

何はともあれ、勉強はここから始めました。学生時代にやったきりなので、最近のWebサイトの基本から知ろうと考えて『ウェブサイトを作れるようになろう』、『JavaScriptで始めるお手軽プログラミング』、『よく見るUIを作ってみよう』をすべてやりました。

私が勉強していたときは動画は無料公開されていたのですが、2020年12月26日現在はプレミアムプランになっているようです。

それでも月額約1000円でこれだけ勉強できるならお得だと思います。特にハンバーガーメニューの作りやVisual Studio Codeの使い方まで知ることができたのは大きいです。

もちろん、適切なキーワードで検索をすれば同等のものを作る方法も出てくるのですが、「今のWebがどんなのかを勉強したい」という考えを持っていたことと、私はそもそも何をググっていいのか分からなかったので体系立てて動画で学習できるドットインストールをお勧めします。

WordPress

この次に、同じくドットインストールの『WordPress入門』を全部やりました。

サポートが終了しているレッスンですが、それでも基本的なところは今でも変わらず通用すると思います。

こちらも2020年12月26日現在はプレミアムプランになっているようです。私が勉強したときは無料で公開されていたのですが、有料級の内容ではあるなという感想はいまだに持っています。早くやっておいてよかった。

自分のサイトをWordPressで作成

勢いでいいのでサイトを作る

次はとにかくドットインストールのWordPress入門を何度も見ながら自分のサイトをWordPressで作成しました。

ついでにドメインの取り方やSSL化などの実務に必要そうな部分もやりたかったので、正式にレンタルサーバも契約してアップロードすることに。

WordPressの構造が何となく理解できましたし、ブログを投稿するところまで作れたのが嬉しかった!

この行動でWordPressの構文や構造以外にも以下3点を学べたのは大きいです。

  • WordPressを稼働させるサーバの準備
  • Dreamweaverとサーバの連携
  • VSCodeによる開発技術

補足しますと私はこの時点でWebデザインも学んでおりまして、Adobeのソフトをアカデミック版で買っておりました。

WordPressだけ学びたい人はDreamweaverは不要なので、FTPが使えるフリーソフトを使えば、この工程でかかる費用は無料と言えるでしょう。

私の場合はフリーランスをスタートするにあたって自分のサイトが欲しかったので、このタイミングでサーバ代とドメイン料がかかりました。料金は忘れてしまいましたが、サーバ代が月額あたり900円程度で、ドメイン料はキャンペーンで無料で取得できました。

サイトリニューアル

デザインの方も学んでいたこともあり、もうちょっと見栄えの良いサイトにしようと試行錯誤してデザインを考えてからコーディングを行いました。

まずは本来のWebサイト作成の工程を調べるところからスタート。

これに関しては前職が完全にウォーターフォールの開発をしていたことから、何かやり方があるに違いないと考えて調べていました。

この行動でワイヤーフレームやデザインカンプといった開発で使われる用語を知ることができ、それも勉強になりました。

それ以上に、勢いで作った時よりもWordPressの構文をたくさん知ることができたので、どんなことができるのかが分かってきたと思います。

PHPの基礎学習

実はこのあたりからちょっとしたWordPressの改造のお仕事を頂いておりました。そんな中で、配布されているものや他の人が作ったテーマを見ていて、管理者向けの機能の実装やプラグインなんかも自分好みのものを作りたいと思い始めました。

で、そんな勉強のできるスクールを探していたところ、体験レッスンをやっているところはそこまでやらない、メールで問い合わせまくってもカスタムフィールドを使うぐらいで出来ないとのこと。

そんな時に勇気を出してプログラミングのコミュニティに入って、フリーランスの先輩たちに聞いてみたのですが、「ないですよ」とのこと。

PHPがメインになってくる面があるので、そちらを勉強してはどうかとのアドバイスを頂きました。

というわけでPHPの基礎学習を始めました。

YouTube

実は、PHPに関してはあまり時間を掛けたくないと考えました。

それというのも、今までやってきた仕事では基礎文法だけ知っていても前提となるシステムがあれば独自言語のような使い方をされている場合が多かったのですね。そして、独自仕様の部分の方が覚えるのに時間がかかるのです。

私の経験上の話ではありますが、よくあるのではないかと思います。

というわけでまずは基礎文法だけ知りたかったので手軽に視聴できるYouTubeをチョイスしました。

後は動画が更新されたのがそんなに古くなかった『Akichonプログラミング講座』というチャンネルの『超初級PHP講座』をチョイスして、こちらを全部見ました。

他の言語をさんざんやってきた経験上、難しいところはありませんでしたが、とりあえず文字列を結合するときに「+」じゃなくて「.」を使うのは勉強していないと確実に躓いていたと思います。

また、上記のチャンネルは勉強動画が長くても20分前後なので気軽に見ることができて1つずつ着実に終わらせられました。

書籍

PHPの基礎文法は理解したので、WordPressで使うに当たってはどうなるかということが知りたくて探してみました。

YouTubeで勉強しようかなと思っていたのですが、とあるオンラインスクールを卒業した方がWordPressについておすすめの勉強方法を紹介している動画を見つけて、拝見したところちょうど足りない知識を補ってくれそうな本を発見しました。

これは速攻で、購入!

デフォルトのテーマを分析しながら学べるWordPressの書籍です。

WordPressユーザーのためのPHP入門』です。第3版については私が始めた5.xにも対応していてうれしいポイントでした。

これは読みたいところを目次で見つけて読むという形で学習しました。

体系だって覚える

ここまでで仕事はこなせるのですが、プラグインの作り方や管理者向けの機能の作り方などは分からず。

やっぱり作れるようになりたいですし、最終的には配布可能なレベルのテーマを開発したいという思いがありました。

ただ、この時点ではすでに仕事をしていたのとWordPressピンポイントで受講できるところが見つからずにスクールはあきらめました。

そして、何故か書籍ではいいものが見つからず……。

Udemy

何かないかと検索をしていたところ、Udemyに良質な勉強用の動画がそろっていると分かりまして、さっそく登録。

そしてWordPressの講座を探しました。

動画の目次やどんな人にオススメかをチェックして、ともすたさんが公開している「WordPressマスター講座」を購入。

勉強した結果は……満足でした!

WordPress化するにあたってのHTMLテンプレートのありかもわかるし、作り方も丁寧で再度勉強になりました。

そのうえ、私が求めていたプラグインの作り方や内部機能の実装まであって、これでWordPressはばっちりだと感じることができました!

まとめ

以上が、私がやってきた勉強と状況と考えでした。

それでは、ロードマップをまとめます。

  1. ドットインストール『WordPress入門』をやる
  2. WebサイトをWordPressで自作する
  3. デザインを基にしてWebサイトを作ってみる
  4. 細かな修正ができるようにPHP基礎文法を勉強する(YouTubeの講座)
  5. PHPでWordPressに対応できるように書籍で勉強
  6. UdemyのWordPressマスター講座で勉強する

これでWordPressの開発については一通り理解することができます。

後は実務を積んでスキルアップをしていきたいので、フリーランス活動の方も営業を頑張らなくては!

それでは、また次の記事でお会いしましょう~!