PENTAX KPの話について随分書いてきていますが、ちょっとレンズの話に焦点を当ててみたいと思います。

実は単焦点レンズを2つ買っているので、私は最初に本体と一緒に買ったキットのレンズと合計して3つのレンズを持っております。

①smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR

最初に手に入るキットレンズ

 キットレンズ。最初に買ったもので「ズームレンズ」というタイプのレンズ。
 焦点距離は18~135mm(フルサイズ換算で27.5-207mm)である。

②smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL

人間の目と近い短焦点レンズ

レンズ単体では初めて買ったもの。「単焦点レンズ」というタイプのレンズ。
焦点距離は35mm(フルサイズ換算で53.5mm) である。

③smc PENTAX-DA 50mmF1.8

何かと便利な望遠短焦点レンズ!

レンズ単体では2番目に買ったもの。「単焦点レンズ」というタイプのレンズ。
焦点距離は50mm(フルサイズ換算で76.5mm)である。

で、これの使い分け方が分からない訳です。トホホ;;

分からないって言っているばかりでは進まないので、まずは「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」の違いから調べてみる。

ズームレンズ:
 一本で写る範囲を拡大・縮小したり、被写体に寄ったり引いたりして撮ることができる。
 本体とセット販売されていることが多い。

単焦点レンズ:
 焦点距離を一つしか持たないレンズ。

大きな違いは「ボケ」で背景をボケさせる演出をしたいときに単焦点レンズの方がボケやすい。

単焦点レンズはズームレンズよりも絞り値を小さくして写真全体を明るくできるため、ボケ味をより一層楽しめる。

要するに、焦点が合う位置が一定の距離なので、その位置に写したいものを持ってくると主役が際立つ。……という解釈でいいかな?

では、次に単焦点レンズの②と③の違いについて、調べたり考えたりしてみます。

単焦点レンズは、焦点距離が大きいほど撮影できる範囲が狭くなり、小さいほど撮影できる範囲が広くなる。

焦点距離が大きいと主役となる被写体を遠くに置かなくては全体像が入らないので、結果として撮影できる範囲が狭くなる。全体的に大きく映ると考えてよい。

逆に焦点距離が小さいと主役となる被写体を近くに置いても全体像が入るので、結果として撮影できる範囲は広くなる。全体的に小さく映ると考えてよい。

これで、解釈はあっているはず。

つまり、私が買った②のレンズは近くにあるものを撮る用。③のレンズは遠くにあるものを撮る用、ということになる。

ひとまず各レンズで撮影してみて、解釈があっているか確かめてみます。

絞り値はF8固定で撮りました。

まずは①のキットレンズ(ズームレンズ)。

いつもの通り、何となくピントが全体的に行っている感じ。

ちなみに、写真は切り取ってサイズを加工しているので、実際はもっと広い範囲が撮れています。

次は②の単焦点レンズ。焦点距離が35mmのものです。

こちらは画像の大きさだけ加工してあって、切り取っていません。

大体、目の前に置いたマグカップ全体が写るようです。

確かに背景のティッシュはボケが入っています。

最後に③の単焦点レンズ。焦点距離が50mmのものです。

こちらも画像の大きさだけ加工してあって切り取っていません。

マグカップでかいっ!! ティッシュは写りませんでした。

ボケ具合の違いは残念ながら分かりません。

なるほど、確かに焦点距離が小さいと撮影範囲が広くなって、焦点距離が大きいと撮影範囲が狭くなりました。

解釈はあっているみたいですねー。

んー、つまりカフェでの撮影は単焦点距離35mmのものを使うと良さそうですね。

被写体が小さいなら焦点距離50mmのものに変更するかアップにするかかなぁ。

とりあえず室内撮りのときは35mmで撮影することにします。

追記。

カメラ界ではフルサイズのときに写る範囲が正式なものとして統一されているそうです。

PENTAX KPはAPS-Cのカメラなので、35mmの画角のレンズを使うと53.5mmの画角で写るとのこと。

参考:
 カメラはじめます!
 Nikon Lesson1:ズームレンズ
 Canon 写真用語集「画角」

最終更新:2020/3/4